“ターボ・ブレンダー”は、3シングル・コイルのストラトキャスターの外見はまったく変えないまま、しかもオリジナルのサウンドを損なわないまま、太くウォームなトーンも得られるギターに変身させるオリジナル・サーキットです。プリアンプではありませんので、電池は不要です。取り付けることにより、コントロールはマスター・ヴォリューム/マスター・トーン/ターボ・ブレンダーとなります(下図左)。セレクター・スイッチには耐久性の高いアメリカCRL社製を採用、またトーン回路にはオイル・コンデンサ(Sonic OC-473)を使用して心地よいトーンの効きを実現しています。さらにターボ・ブレンダー・4では、ボリュームとトーンに、フルテン時に回路をバイパスして音抜けを改善させるフルアップ・ポットを採用しています。
ターボ・ブレンダーのコントロールは10(フル)の時にノーマル(普通のストラトキャスターと同じ)です。この状態で従来通りのシングル・コイル・サウンドを出すことができます。PUセレクターSWがリア/リア+センター/センター(上図右上)の時にブレンダーを絞っていくと、ノーマル・サウンドにフロントPUの音がシリーズ(直列)でブレンドされます。この“シリーズ”がミソで、パラレルでミックスした場合(ハーフ・トーン)と違い、サウンドは確実に太くパワフルに変化します。
PUセレクターがフロントの時はブレンダーは働きませんが、フロント+センター(上図右下)の時にはブレンダーを絞っていくとセンターPUの音が徐々にキャンセルされるように働きます。
グルーヴ・チューブのアスペン・ピットマンも驚いたミラクル・コントロールをお楽しみ下さい。
取扱上の注意
- ターボ・ブレンダーの取り付けはある程度のハンダ付けの技術があれば比較的簡単ですが、自信のない方はご相談下さい。
- 取り付けるギターにより取付穴の寸法が異なりますので、USA系のストラトキャスターの場合はUSAバージョンTB-301、TB-401(3/8インチ・サイズ)、ジャパン系のストラトキャスターの場合は国産バージョンTB-302、TB-402(8㎜サイズ)をお求め下さい。