“ターボ・J・ベース”は、ノーマル・ジャズ・ベースの外見はまったく変えないまま、しかもオリジナルのサウンドを損なわないまま、ここ一番という時に図太いパワーを得られるベースに変身させるオリジナル・サーキットです。ジャズ・ベースに搭載されている2つのシングルコイル・ピックアップを1つのハムバッキング・ピックアップとして機能させるもので、プリアンプではありませんので電池は不要です。取り付けることにより、トーン・ノブはプッシュ・プル式のスイッチとなり、右図のように押してある時はノーマル状態、引いた時にターボ・オンとなります。もちろん回せばトーン・コントロールとして機能します。ジャックには新開発マルチコンタクトタイプのピュアトーンを採用しています。(上の写真は変更前のものになります。)さらにターボ・J・ベース・2では、ボリュームとトーンに、フルテン時に回路をバイパスして音抜けを改善させるフルアップ・ポットを採用しています。
ターボがオフの時は全くのノーマル(普通のジャズ・ベースと同じ)です。この状態で従来通りのシングル・コイル・サウンドを出すことができます。トーン・ノブを上に引いてターボをオンにすると、2つのピックアップがシリーズ(直列)で接続され、1つのハムバッキング・ピックアップとして機能します。この “シリーズ”がミソで、パラレルでミックスした場合(通常のフル・ボリューム)と違い、サウンドは確実に太くパワフルに変化します。ジャズ・ベースのピックアップは普通それぞれ逆磁極なので、ノイズ・キャンセル効果も得られます。
ターボ・オン時のボリューム・コントロールは手前側(ピックアップに近い方)のボリュームで行います。2番目のボリュームはこの時は機能しません。トーン・コントロールはターボのオン・オフに関係なく使用できます(上図参照)。
取扱上の注意
- ターボ・J・ベースの取り付けはある程度のハンダ付けの技術があれば比較的簡単ですが、自信のない方は販売店にご相談下さい。
- 取り付けるベースにより取付穴の寸法が異なりますので、USA系のジャズ・ベースの場合はボリュームにCTS社製ポットを使用したUSAバージョン(インチ・サイズ)、ジャパン系のジャズ・ベースの場合は日本製ポットの国産バージョン(メートル・サイズ)をお買い求め下さい。